今回は西表島の北東部エリアにあるゲータ川の奥の滝、奥ゲータの滝にフィールド調査に行って来たのでその記録を残します。

奥ゲータの滝フィールド調査の目的

6月後半、毎年この時期は梅雨が明けたような明けてないような微妙な天気で、雨が続き南西の風が強くなったり天気が不安定なことが多いです。

この日も雨が連日続き川も恐らく増水しているだろうと思い、フィールド調査に行くことにしました。

なぜこのような調査が必要なのか?と言うと、川の水位がどれくらいまで上がると、安全に歩行することが困難になるのか、基準を再確認する必要があると感じていました。

また足場が不安定な危険箇所などが増えていないか、増水により地形が変わってないか、土砂崩れはないか、など確認する必要がありました。

全ては安全、安心してお客様が西表島の自然を楽しんで頂けるための活動になります。また危険な場所があれば情報共有をして未然に事故などを防ぐ目的などがあります。

実際に行ってみると天気予報とは裏腹に晴れて、やはり西表島の天気は読みづらいなと感じました。川の増水も収まり始め、コンディションとしては最高の水質になりこれがツアーであれば最高の日間違いなしの状態でした。

調査の報告

最初のナメ底がある所ですが、そこまで水位は感じませんが、通常時より水量は多いです。これが左に見える赤木の木の根っこに水が被るまで増水していると、基本的に川を歩く(リバートレッキング)なので安全な歩行が困難になりツアー中止、または目的地を変える可能性があります。

今回は問題なく沢を歩けそうです。ただ西表島ではゲリラ豪雨が多く、川幅が狭いので、急に増水してくる恐れがあるので注意が必要です。また水位が減っていくが早いのも特徴です。

今回は一番目のゲータの滝は、長く寄らず、三番目の奥ゲータの滝まで一気に行きました。一番目のゲータの滝から、三番目の奥ゲータの滝までの道のりは、急斜面で道幅も狭かったり、険しいポイントが沢山ありますが、特に大きな土砂崩れや、危険箇所は増えてはいませんでした。

ただやはり連日の雨で滝は爆発していました。人も少なく、今日ツアーに行った人はラッキーだろうなぁと思いました。

奥ゲータの滝からの眺めはまさに絶景です。ここまで来た甲斐がありました。
ゲータ川は西表島らしい素晴らしいフィールドです。

最後に

今回も実りの多いフィールド調査となりましたが、思っていたより増水していなくて、もう少し増水してくれていた方が色々データが取れたのかなぁと感じましたが、ツアーに行ったお客様にとっては最高だったと思います。

この奥ゲータの滝は今後ピナイサーラの滝と同様に訪れるツアー客も増えていくだろうと予測されるので、中止基準の見直しや、安全確認の徹底をし、注意深く調査をしていく必要があると感じました。

これかもこのような活動を続けて参りたいと思います。

奥ゲータの滝に行くツアーこちら

ゲータの滝リバートレッキング&カヤック