今回は西表島の北東部エリアにあるユツン川のフィールド調査に行ってきたのでその記録を残したいと思います。

西表島ユツン川のフィールド調査記録

長いこと里帰り出産のため滋賀県にいたので、ツアー再開前の久々のフィールド調査に行ってきました。

6月21から西表島はずっと雨でかなり強く降る時間帯などもあり、23日には竹富町に大雨洪水警報が出ていました。24日も雨予報だったので恐らく川は増水しているだろうと思い、果たしてどれくれい増水しているのか見に行くことにしました。

セイシカ池

まずは入り口から5分程度で着くセイシカ池へ。天気は雨予報から一変して晴れに変わっていました。だいぶ水が引いたのか川の色は綺麗になっていました。

かなり増水している場合は水の色が茶色くなり、丸い岩のくぼみ(ポットホール)まで水がかかります。

ポットホールが完全に水に浸かり、その後も雨が止まないと予想される場合は、上流にある滝、マヤロックの滝、ユツン三段の滝へは、川を何度が渡るため行くのが厳しくなります。

このような場合はツアーを中止、または行き先を変更させて頂くことがございます。

川の水量が増えると現れる名もなき滝

西表島には名もなき滝が無数にあります。ここはユツン川の支流で、川の水量が増えると滝になります。

自然が長年かけて作り出した地形は美しく神秘的です。狭い渓谷のような雰囲気を楽しむことが出来ます。

モダマ池のすぐそばに生えていた大きなモダマの木が洪水により、折れて腐りかけていました。この大きなモダマはこの場所のシンボル的存在だったので心が痛いですが、自然の力には争うことは出来ず、これも自然の摂理だなと感じました。

モダマ池

最後はモダマ池に到着。水量はかなり増えていました。実際に潜ってみてみましたが、飛び込みポイントも問題なく楽しめそうです。

この場所は一時期は毎日のように来ていた場所で思いれがあります。全身水に浸かりながら西表島の自然を感じると心が洗われる思いでした。

モダマ池に行くツアーはこちら

癒しのゆったりツアー

最後に

やはりしばらく来ていないと地形が大きく変わっていて、危険なポイントなども新しく出来ていたりしたので、今後も定期的に注意深くツアーコースの調査が必要だと感じました。
少しでも安心安全に西表島の自然を楽しんでもらえるように努めて参ります。