皆様今晩は。2月17日、本日の西表島天気は雨模様。昨日からの雨で川はかなり増水しております。ツアーもないこんな日はフィールド調査に限ります。
今回は西表島の秘境の滝(ゲータの滝)に行って参りました。本来は沢を登るコースなのですが、増水で通常ルートでは、帰れなくなる事を想定して山周りの道エスケープルートの確認とログ打ちも兼ねて行って参りました!
道のコンディションは、昨日からの雨でズルズルのドロドロの最悪な状況でかなり滑りやすくなっており、雨もぱらつく中思わずお尻をつきそうになった場面が多々ありました。このようなコンディションの中、急斜面でのトラバースはかなり危険で転倒や滑落による怪我のリスクが高いと感じました。昨年の西表島は記録的な豪雨や、突然の増水により、実際ツアー中に流されたりビバークを余儀なくされたケースが事例として報告されております。
増水時に、沢を下るのは最悪な事態になる恐れがあり、エスケープルートを使ったほうが何倍も安全ではありますが、急斜面をトラバースせざるおえないルートになるこも多く、雨の中足元が不安定な道をお客様に歩かせるのは容易ではないと感じました。
こうした最悪な状況下での、安全な手段としてエスケープルートの活用を、行えるようになるには日頃からルートの確認や、悪天候時のルートの影響を確認する事が、強く必要だと思いました。
そしてなによりも、天候を読み取りフィールドの状況を、把握できる能力とともに安全を第一に考え、優先し、ツアーを中止にできる勇気も、必要不可欠ではないでしょうか。少しでも、長く安全に自然の中に、居続けるためにたゆまない努力が必要です。
ただ、辛い事ばかりではなく、こんな天気だからこそ見られる、迫力満点な滝は、なによりもご褒美になります。こればかりは、ガイドの特権ですね〜。
ログウチも完了。それではまた次回をお楽しみに。