今回は西表島で一番大きな川、浦内川の魅力について説明したいと思います。カッヤック(カヌー)を漕ぐ場所に悩んだ方にお勧めの内容となっていますので是非ご覧ください!
浦内川とは?
西表島の中央部を流れる二級河川で沖縄県内で最長の河川です。長さはおよそ18.8Km、海水が遡る軍艦岩までは8キロほどあります。
上流には神様が鎮座すると言われているカンピレーの滝や深い淀みのあるマリユドゥの滝があります。さらにその上流には板敷川という支流がありその奥には最秘境の滝でも知られるマヤグスクの滝が姿を現します。
汽水域では約400種に及ぶ魚類が生息する魚類の宝の宝庫で日本最大と言われています。汽水域上端からマリユドゥの滝までの役1.5kmの淡水域には、日本では西表島のみに生息するウラウチフエダイをはじめ、シミズシマイサキ、ヨコシマイサキ、ニセシマイサキ、カワボラの5種の絶滅危惧種が生息しています。
河口付近では干潮時に広大な干潟が広がり、ヤエヤマヒルギなどのマングローブ林が発達し浦内川の支流、宇多良川(ウタラ)ではオヒルギの群落が見られ、サップやカヤックを漕ぐのにとても適しています。またウタラ炭鉱跡地も見ることができます。
河口中央部にはアトゥク島があり、そのそばにあるトゥドゥマリの浜(月ヶ浜)ではサンセットやサーフィンスポットとしても知られています。
西表島でマングローブカヤックができる場所は?
西表島では海で遊ぶダイビングやシュノーケルツアーから川でマングローブ林を楽しむカヤック(カヌー)やサップなどが王道ツアーとも言えるでしょう。
マングローブカヤックを楽しむことができる川は、西表島東部では仲間川や、マイラ川、シイラ川などがおすすめです。
北東部エリアではユツン川、クーラの滝があるクーラ川などで楽しむことができます。
上原港がある西部エリアではピナイサーラの滝に繋がるマーレ川やヒナイ川、サンガラの滝がある西田川、白浜港から左手にはナーラの滝へと繋がるナカラ川があります。このようにマングローブカヤックを楽しむことができる川が西表島には沢山ありますが、この浦内川の支流ウタラ川もお勧めです!
今回はこのウタラ川の魅力についてさらに深堀したいと思います。
マイラ川についてはこちら
シイラ川についてはこちら
ナカラ川についてはこちら
浦内川の支流ウタラ川の魅力とは?
ウタラ川の魅力はと言いますと‥‥
とにかくマグローブのトンネルがすごい!!
オヒルギノ群落が見られるウタラ川では頭上を覆い隠すようにマングローブが茂っておりまるで大きなマングローブのトンネルのような景色になっています。
さらにそのトンネルはウタラ炭鉱まで続き、その奥には【森の巨人たち百選】にも認定された日本最大のオヒルギの巨木を見ることができます。推定樹齢300年とも言われています。
その支流の長さは仲間川、中良川に続き西表島トップクラスです。
そして何よりもウタラ川の距離が絶妙に良いです。カヤックを漕ぎだす船着場から遠すぎず近すぎず、体力に自信がない方でも安心してマングローブカヤックを楽しむことができます。
カヤックだけの半日コースなどにもお勧めです。
パウダーリーフでは基本人の少ないマイラ川でカヤックを漕いでるのでウタラ川で漕ぎたい場合はお問い合わせの時に是非言ってくださいね。
上原港方面に宿泊の方や上原港方面で観光予定の方にお勧めです。
浦内川ではサガリバナも見られる?
浦内川の支流ウタラ川ではサガリバナの木も生えているので6月20日〜7月20日くらいの間では水面に漂うサガリバナの花をカヤックで見に行くこともできます。
また浦内川の中流にある支流シンマタ川入り口までボートで行きそこからカヌーに乗り替えてサガリバナを見に行くツアーも浦内川観光さんがやられております。
体力に自信ない方にもお勧めのツアーです。
カヤックを使ってマヤグスの滝へ
体力に自信のある方はカヤックで西表島の秘境の滝マヤグスクへ行くことも可能です。
通常のマヤグスクの滝への生き方は遊覧船またはボートを1時間早くチャータをしてトレッキングのみで行くのですが、体力と気合のある方はボートは使わずカヤックとトレッキングのみでマヤグスくの滝を目指すこともできます。
遊覧船の場合は帰りの時間を気にしなければなりませんが、カヤックは早朝早くに出発することも可能なので、帰りの船の時間を気にせず滝でのんびりすることもできるのでマヤグスクの滝に行くなら是非お勧めの行き方です。
仲間川の遊覧船と浦内川遊覧船の違いとは?
主な違いはトレッキングで滝に行けるか行けないかです。
仲間川の遊覧船は船に乗りながらマングローブを見て、満潮時は仲間川上流にあるサキシマスオウの木を見に行くことができます。
基本的には遊覧船のみになります。なので足が不自由な方や体力に自信のない方でも安心してご参加頂けます
また浦内川の遊覧船では、遊覧船のみで引き返すこともできますし軍艦岩で降りて、歩いてマリウドゥの滝やカンビレーの滝を目指して帰ってくることも可能で、ツアーに参加しなくても個人で行くことができます。
滝に行く方は帰りの遊覧船の時間が決まっていますので、個人で行く場合は注意が必要です。
仲間川と浦内川どちらも魅力的ですが、もしトレッキングもされたい場合は浦内川の遊覧船に乗った方が良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は浦内川についてまとめて見ました。西表島で一番大きな川でもある浦内川では漕ぎごたえは十分で壮大な西表島の自然を満喫することができます。是非マングローブカヤックをしたい方は浦内川のツアーに参加してみてはいかがでしょうか!
それではまた次回をお楽しみに〜。