パウダーリーフで使用するカヤックについて

◆カヤックにはシットオンタイプリジットタイプ(クローズドデッキ)と主に2種類のタイプがありますが、当店ではクローズドデッキのカヤックを使用しています。

クローズドデッキ

◆すべてラダーがついていて、足でカヤックを操作することができるので非常に楽です。カヤックはWATER FIELD KAYAKS(ウォーターフィールドカヤックス)製を3艇使用。もう1艇はNanok製、オービターというカヤックでロングツーリングや荷物を沢山乗せれるのでキャンプに適したアウトフィッター使用になっております。

タンデム

◆シットオンカヤックよりも安定製は低いですが慣れてしまえば小学生でも乗りこなすことができます。なによりもスピードが出て長距離を漕ぐのが非常に楽です。純粋に漕ぐのが楽しくなるそんな乗り物です。

マングローブとカヤック

そしてなによりも格好良いです。是非想像してみてください、マングローブやサンゴ礁の海を漕いでるいる自分の姿を。きっと写真映えすること間違いなしです。

プライベートビーチ

◆人がほとんどいないプライベートビーチや秘境の滝など、長距離を移動する手段としては非常に優れています。動力船とは違ってエンジン音がなく、聞こえてくるのは自然の音や水を漕ぐ音、自然の中に溶け込めるより良いツールです。

◆幅が広いタイプのシットオンカヤックが主流の西表島ですが、より深くアウトドアスポーツを堪能して頂くため、カヤックにもこだわり続けてまいります。

カヤックのルーツについて

カヤックは、4000年以上も前に、特に北方の寒い地域で生まれた物です。一つはグリーンランドやカナダの北部、アラスカにかけての地域に住んでいるイヌイットと呼ばれている民族の中から生まれました。狩猟を生業としていたイヌイット達はアザラシを始めとした、海洋哺乳類を獲り、食材としてだけではなく、皮や脂肪などあらゆる物を活用していたそうです。衣類や燃料などにも。またこれらの地域はとんでもない極寒の地域のために、腰まで船の中に入り、防水性のある服、アノラックというアザラシの皮をなめして作ったフード付きの上着で体を覆い隠した上に、これをコーミングと呼ばれるコクピットの枠にかぶせてシールすることで、カヤックの中に水が入ってこないようにしていました。今のスプレースカートのような役割をしていた訳ですね。そして露出しているのは、顔だけにして、防寒対策をしていたそうです。カヤックが転覆した時に艇から脱出してしまうと(沈脱)、命がいくつあっても足りない程の底水温なので、転覆してもそのまま素早く起き上がるテクニック、エスキモーロールが生まれたそうです。すべては極寒の地で生きるため、狩猟や移動手段のために作られたと考えられると、奥が深い乗り物ですね。人の知恵とはすごい物です。木で船として枠(ベース)を作り、これにアザラシの皮などを貼り合わせてできた乗り物が、古いスタイルのカヤックです。大型の哺乳類の狩猟のために使われていました。

そしてもう一つの系統がアラスカとカムチャッカの間にあるアリューシャン列島の先住民であるアリュート族のカヤックです。バイダルカと呼ばれています。ラッコやアザラシ、トド、セイウチやクジラなどを獲っていたそうです。イヌイットに比べるとより多くの獲物を運搬することがあったためにカヤックもその分、運搬能力が高かったそうです。

ちなみにカナディアンカヌーはインディアンが木をくり抜いて作ったもの(丸木船)が始まりです。布や皮を結合したカヌーもあります。その後ヨーロッパからの移民が大量にやってきて(植民地化)、現在よく知られているカナディアンカヌーという名前が定着しました。

そして現代まで進化してきたカヤック、ルーツを噛み締めながら是非西表島で乗りに来てください。